入院中、子どもが処置室にいって、
なかなか帰ってこなかった。
僕らは病室で待っていた。
すると、所長さんがきた。
そして、
・子どもの状況
・どんな処置をしているのか
・なぜ時間がかかっているのか(医者はなにを考えて、時間をかけているのか)
ということを明確端的に、かつ穏やかに伝えてくれた。
その時に、「この人は、相手がどうしたら、安心できるか、知っている人だな」と思った。
子ども病院は特に、子どものケアだけでなく、
保護者のケアも大きな仕事のひとつだと思う。
時間としては、1分程度の情報のやりとりであるけれど、
その1分によって、与えられる安心感はとても大きいものなのだと思う。
人が不安を抱くとき、
それは、情報が足りていないのかもしれない。