インタビューゲーム会に初めて参加してくれた友達から
なぜインタビューゲーム会を何回も企画しているのか?という問いをもらって、考えを深める時間を持つことができた。
インタビューゲーム会を体験するとわかるのだけれど、
インタビューゲームはとても盛り上がる。
人と人とがつながるためのワークとしてもとても有効なワークショップであるように思う。
だからインタビューゲームを何かの一部、例えばプロジェクトのためのアイスブレイク的な役割のような位置づけで、何かの手段としてのワークショップとして捉えることもできるように思う。
だけれど、インタビューゲーム会4Hセッションは、
インタビューゲームで終わりではなく、ふり返りをして終了なのである。
だからこそ、このワークショップの目的というものが気になったという。
僕自身、このワークショップに目的はないと思った。
それは、このワークショップによって学べること、気づけること人それぞれだと思うし、人それぞれ課題やテーマが異なる中でそれは当たり前のことなのだと感じている。
だからこそ、このワークショップを主催して、参加者に何かを教えることは難しいと感じている。
だから、このワークショップの目的は「ない」と思った。
でも、このワークショップの目的はありません。と答えるのは簡単で、、
「目的はない」と言い切ることもまた違う感じがした。
このワークショップは何をもたらしてくれるのだろうか?
そして、僕自身何をこのワークショップを通してやっていきたいのか?ということに関して話した内容を書き留めておく。
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・続けることで見えてくることが楽しみ
らくだの学習もそうなのだけれどやはり続けなければ分からないことが、このインタビューゲームにもあるように思う。毎回毎回、インタビューゲーム会で学ぶこと、気づくこと、感じることがある。それが楽しみでもある。だから何度もやっている。
・インタビューゲームは現状把握のための手段
インタビューゲームを通して、自分の現状が浮かび上がってくる。それはインタビューシートの内容だけでなくて、インタビューをするとき(聞くとき)、されるとき(話すとき)、インタビューをまとめるとき(書くとき)にも、自分の現状が浮かび上がってくる。聞くこと、話すこと、書くこと という3つの要素から、今の自分の現状を把握することができる。インタビューゲームは「自分自身の現状を把握するための場」なのかもしれない。
・自分の現状を受け入れる練習
自分の現状を把握すると、「自分はまだ〜ができていない」とか、「こんなことを思ってしまった」とか、自分の浮かび上がった現状に対して、自分の中で良し悪しの判断をつけてしまったりする。そういう自分の捉え方の「くせ」がここに現れてくるように思う。
僕自身もそうで、自分の中に考え方や捉え方の「くせ」みたいなものがあって、どうしてもいつもその見方で物事を捉えてしまう。自分自身のことも、そういう自分よがりな、自分のくせで捉えてしまう。だけれど、それは自分の視点であって、その視点に気づいて物事を捉えることができれば、楽になることも多いと思うし、自分が広がっていくなと思うことが多くある。
だからこそ、インタビューゲームのあとにじっくりとふり返りの場をつくっていく。そうすることで、自分のこれまでの認識だけじゃなくて、他者の捉え方から自己を振り返る機会をゲットすることができる。このふり返りこそ、自分の現状を把握して、その現状を受け入れていく練習なのだと思う。自分の現状を受け入れて、ただ把握することができれば、きっとその現状は、自分でどんなようにも変えていくことができるのだと思う。
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まだまだきっと僕がインタビューゲーム会を続けていきたいという思いの中には、
自分でも気づいていなくて、言葉にしきれていないことがたくさんあるように思う。
それもまた、インタビューゲーム会を続けていくことのなかで見えてくることなのだと思う。
自分が明確に目的や目標がわかっていなくても、
自分のできる範囲で地道に続けていけたらいいなと思う。
最後に、インタビューゲームとインタビューゲーム会は違ったものだと僕は思っていて、「インタビューゲーム会=インタビューゲーム+ふり返りセッション」という
ことは伝えていきたいなって思っています。