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インタビューゲームをこれまで体験して、自分の中に何が残ったのだろう?

インタビューゲームについて振り返る

寺子屋塾の仲間がインタビューゲームを50人とやった報告会に参加した。
その会に参加したことで、自分自身のこれまでのインタビューゲームの体験を
振り返ることができたように思う。

僕自身はおそらく20回〜30回ほどインタビューゲームを行った経験があるのだけれど、
インタビューゲーム1回1回での気づきはもちろん毎回あるのだけれど、
このインタビューゲームを積み重ねた体験の中で、
一体自分の中に何が残っただろう?ということについて考えてみた。
そうやって振り返ってみると、インタビューゲームの3つのルールはすごく今の自分にとって大きな助けになっていると感じた。

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ルール①「何を聞いてもいい」
→聞く側に“聞く自由”を保障します。
自己規制せず、常識に囚われず、聞いてみた
いと思ったことは何でも聞いてみましょう。

ルール②「話したくないことは話さなくていい」
→話す側に「話さない自由」を保障します。聞かれた質問すべてに答える必要は
ありません。安心して「ノー」を伝えて下さい。

ルール③「聞かれていないことも話していい」
→話す側に「話す自由」を保障します。仮にインタビューする側から質問が出な
くなってしまった場合でも、話す側の人は自分の話したいことを話してもらっ
て構いません。ルール②③は、対等に対話できるようルール①に拮抗して設け
られたものです。
(以上、寺子屋塾の井上さんのインタビューゲーム ルール注意事項説明 )

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この3つのルールが自分の身に
染み込んできているように感じた。

だから、人とのコミュニケーションにおいて、
自分が今、どんな聞き方をしているのか、どんな話し方をしているのかということが、
この3つのルールを元に、自分の状況をみつめることができる。
そして、自分自身だけでなく、相手のコミュニケーションの状況もみえてくる。

インタビューゲームの体験をする以前は、
人とのコミュニケーションにおいて、
自分は今どんな姿勢で相手と向き合っているのか、
相手はどんな姿勢で自分と向き合っているのか、という状況を全く判断できなかった。

それは、相手とのコミュニケーションがどのように成り立っているのかを見つめる
自分の基準・軸がなかったからだろう。

けれど、このインタビューゲームの3つのルールは、
その基準・軸になる。だから、人とのコミュニケーションにおいて、
このルールが、自分の状況を見つめる助けになってくれるのだと思う。

仕事をするには、誰かと関わらなければいけないし、
生きていくためには、自分以外の他者と関わらずに生きていくことは難しい。
だからこそ、コミュニケーションが大事と言われているけれど、
コミュニケーションとは、はたしてなんなのか?
インタビューゲームの体験をする以前に、
その問いと向き合うことはほぼなかったし、
聞くこと、話すことについても考えてきたことはなかった。
(問いすら浮かんでこなかったと言ってもいいだろう。)

僕自身もそうだし、多くの人の悩みは、この人との関わりにあると思う。
けれど、その悩みをどのように解決していいのかわからないし、
その状況を、どのように捉えていいのかさえ分からない。

でも、インタビューゲームのこの3つのルール設定は、
こういう人と人との間に生まれている状況を、
3つのルールには、状況をより細分化して、あらゆる方向から
把握する手助けになるだろう。
その手助けによって、今の現状を見つめることができれば、
きっと自分も変わることができるし、
相手の状況に合わせた対応もできるようになるのだと思う。

そういう意味で、インタビューゲームを通して、
この3つのルールが、自分自身の身に沁みこみ、
日常のコミュニケーションの中でこの視点から自分自身を、
そして目の前の人を捉えられるように少しでもなったことは、
自分にとってとても大きな財産になったように思う。

1回1回を積み重ねていくことで、
その1回での気づきや学びはもちろんある。そして、1回の体験が積み重なることで見えてくる気づきもまたある。
2人の振り返りと、自分の体験を振り返ってみても、
積み重ねていくことの大切さ、面白さを改めて感じた。

インタビューゲームも、今後もう少し体験の頻度を増やして、
たくさんの人とできたらいいなと思った。

こうやって振り返りを書いていて、
インタビューゲームを作られた平井さんの詩を思い出したので、
最後に引用しておこうと思う。

月まで行けるようになっても地球が滅びるくらいの爆弾をつくることができるようになったとしても私たちはまだ隣の人とどうやってうまくつき合えばいいのかわからないのです。(いじめられっ子のひとりごと より )

 

↓イベント当日に、説明に使われたものです(^ ^)

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