名古屋で寺子屋塾を主宰している、
井上 淳之典さんとべてるの家の映画「ベリーオーディナリーピープル」の
映画鑑賞会を行いました。
参加者7名でしたが、映画鑑賞から感想シェア・対話という流れで、
あっという間の2時間半でした。
あらためて、色々な気づきをあたえてくれる
素晴らしい映画だなと思いました。
予告編1〜8まであるので、ぜひ皆さんとまた共有したいなと思いました♩
べてるは、変えようとしない、治そうとしない。
そのままを受け入れる。
でも、そうすると結果的に変わっているのだ。
「変わる」ことは、
「変わろう」として「変わる」のではなくて、
「変わらずに、今を受け入れる」ことで、
いつの間にか「変わっている」。
自分のことが嫌いな自分から、
自分のことを好きな自分に変わらなくても大丈夫。
「変わる」ってのは、
「今を受け入れる」
そういうものなんじゃないかと思いました。
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べてるの人の働く姿が、
とっても心に残ります。
ゴミ袋のつけ方にかなりの工夫がある。
ゴミの燃やし方にかなりの工夫、研究がある。
僕からしたら、
ただのゴミ袋の設置。
ただのゴミ焼却。
日常の中にあるただの仕事と思ってしまう。
そのくらい、ちっちゃい些細な仕事なんだけど、
そんなちっちゃいことに、
なぜそこまでこだわれるのか。
そこまでして、働ける姿が
ちょっぴり羨ましい。
何かのために、
何かをするんじゃなくて、
何者かになるために、
何かをするんじゃなくて、
ただ今与えられたことを、
自分ができる範囲で最大限生きる。
その姿がとっても心に残りました。
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引き受けられる、権利がある。
べてるは全て、自分で決める。
誰かに何かをしろとも言われない。
言われないから、
自分で決めなければ、
何も始まらない。
何も始まらないのも、
何も進まないのも、全て自分に責任がある。
その責任を、べてるでは引き受ける権利がある。
周りの人が、ああしろ、こうしろ、
ルールが、ああしろ、こうしろ、
そんなことに文句や、愚痴を言ってしまう。
けど、それは自分で責任を引き受けるつもりがないから言えること。
べてるの人たちは、
責任を自分で引き受けることが前提で生きている。
そこにべてるの厳しさと、
べてるで生きる人の強さがある。
自分がどれだけ自分の責任を引き受けてこなかったか、
そして、人の責任を引き受ける権利を奪っていたか。
自分の責任を引き受ける権利を握りたい。
そして、他者の引き受ける権利を奪わない。
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問題は、起こるでしょ。絶対。
問題が起こらないように。
できるかぎり、
うまく上手に進もうとする。
問題が起こらないことが、
いいことだと思ってしまう。
でも、必ず問題が起こる。
だから、問題が起こるととっても気持ちが萎える。
べてるでは、問題が起こらない。わけがない。
問題は山積みであると思う。
それなのに、べてるはとっても明るい。
ユーモアに溢れている。
うまくいかなくても、
そこにうまくいかなかった結果以上に
大切な何かが感じられる。
だから、問題が、悪者扱いされないで、
問題が、問題としてただいられる。
問題は必ずおこるのだから、
問題は起こって当然と思える世界で生きたい。
そんなの無理だろと思うかもしれない、
でも、実際に浦賀でそんな世界で生きている人たちがいる。
そして、浦賀町は何にも特別なことなんてなくて、
誰もが持っている、
弱さからスタートされている。
だから、べてるのビデオを見て、
その世界を感じられれば、
僕らだって、日常の中で、
べてるの世界を感じられるように思う。
今、この自分も、周りの人にも、
弱さ必ず抱えながら生きているからね◎
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⭐︎寺子屋塾 中村教室
「日本人の生活風土に根ざした学びの場づくり」がライフワークです。1994年より“セルフデザインスクール”をコンセプトにらくだメソッドやトータルゲームなど対話型体験教材を用いた寺子屋塾を主宰。
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⭐︎ことばこ寺子屋塾
名古屋の覚王山にある学習塾です。
小学生から高校生までを対象にした「自立型学習塾」
教師塾や生き方講座など、大人向けの講座も主宰しています♩
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