今日は、農学友の会の田んぼの集まりがあった。
昨年度の振り返りと、今年度の話について。
農学友の会では、共同でお米作りをする区画と、
個人でお米作りをする区画の2つの田んぼを個人が受け持つことになっている。
だから、この種下ろしの前に、
自分がどの程度の区画をやりたいか、やれるのかを、
自分で判断し、自分で決めて、4月中旬からのお米作りをスタートさせる。
そんな中、今年も自分の区画の大きさについて各々シェアしあったのだけれど、
この決める過程において、それぞれが持っている課題や悩みがものすごく浮き彫りになってくる。
自然農のやり方では、機械も肥料も農薬も使わないため、
時間もかかるし、労力もある程度かかる。
だから決して無理がきかなくなってくる。
今の自分の現実をしっかり見つめて、
自分のできる範囲はどのくらいなのかを自分に問いかけて、
みんなに相談しながら、自分で決めなければいけない。
この過程を経て、初めてお米作りをスタートすることができる。
年配の人は、自分の体の衰えや、
お母さん方は、子育ての忙しさ、
みんなそれぞれいろんな事情を抱えていて、
それと向き合いながら米作りのスタートをきる。
自然農の畑や田んぼは、そうやって、自分自身と向き合う場なのだと思う。
今年ももう少しで米作りがはじまる。
今年も、畑と田んぼを通して少しでも、
自分自身と向き合っていければと思っている。