本当に小さなことなんだけれど、
プリントに取り組む前の「鉛筆削り」はとても重要だと思う。
今、取り組んでいるプリントのめやすの時間は15分
問題を15分も解いていたら1本の鉛筆は、
問題を解くにつれて丸まってくる。
だから、プリントに取り掛かる前に鉛筆をしっかり削ってのぞむことが
とっても重要だということは、きっと幼い子どもでも理解できる。
だけど、毎日プリントに取り組む中で、
この鉛筆を削る作業をせずにプリントに取り組むことも多い。
鉛筆の先は丸まってきて解きにくくなるのにもかかわらず、
鉛筆を削らずに取り組む日があるなんて、我ながら不思議に思う。
逆に、自然と鉛筆を削ろうと体が動く時もある。
1枚のプリントをやるだけなのだけれど、
それに対して毎日違った自分が生まれてくるのは、
このプリントの面白いところだ。
感覚を研ぎ澄ます。というのはこういうことなのかもしれない。
鉛筆に対して重要性を感じていない時は、
鉛筆にまで感覚が行きわたっていない状態なのだろう。
逆に、鉛筆を自然に削るというのは、
鉛筆に対して感覚が働いているのだと思う。
そうやって、1枚のプリントに対して、
どれだけ自分の体が働いて、
体全体でプリントに取り組めているか?
頭でなく、体全体で学べる教材ともいうことができるなと、
鉛筆削りという行為から感じた。