言葉に収まりきらない言葉
僕は何か言葉として、自分の思いや気持ちを表現すると、
その言葉に収まりきれなかった自分の中にある思いや、
考えや気持ちがあることに、もやもやしたり、落ち込んだりする。
でも、自分の言葉が足りなかったと感じた時でも、
そんな自分の気持ちや思いが相手に伝わっているなと思う時だってある。
そういうときは、その人との関係性が、
言葉の力に頼っていないときなんだと思う。
言葉に力を持たせたとき、
人と人は言葉によって関係性を構築する。
そうすると、言葉に収まりきれなかった気持ちを、
汲み取ろうとする姿勢がなくなってしまう。
国会とか、芸能ニュースとか、
なんだか言葉に力を持たせすぎているようにみえる。
人の気持ちや考えなんて、
いつも変化しているし、
そんな簡単に言葉によって区切ることなんてできない。難しい。
だから、言葉を絶対視せずに、
その言葉に収まりきなない思いや考えを、
汲み取ろう、感じようとすることこそ、
相手と知ろうとすることだし、
相手に近づこうとすることなのだと思う。
人と人は言葉に頼って関わることが多いけれど、
言葉に力を持たせずに、
その言葉を鵜呑みせず、その言葉に収まらなかった
言葉にも耳を傾けたいと思った。