事実を浮かび上がらせるための「めやす」
らくだメソッドでは、
「めやすの時間内にできること&ミス3問以内」という「めやす」が設けられています。
この「めやす」があることで、当たり前だけれど「できる」「できない」という事実が生まれてきます。
この2つの「めやす」は「わかるーわからない」ではなく、
「できるーできない」という基準となっています。
この「できるーできない」という視点からのめやすが、
より事実を詳細に、明確に浮かび上がらせてくれていると思います。
たとえば、
「めやすの時間内にできたけれど、ミスが3問以上の時」
この事実からみえてくる自分は、計算の正確性に欠ける自分ともいえるし、
「ミスはなかったけれど、めやすの時間内にできなかった時」
この事実から見えてくる自分は、
問題は解けるのだけれど、まだ頭で考えていて、
リズミカルにすらすらできない自分ともいえる。
このように、「できるーできない」という明確な基準があることで、
より今の自分の「事実」が浮かび上がってくるのだと思いました。
だからこそ、今の自分がより明確に自覚できるし、
その自分がたとえ「できない自分」であったとしても、
今のその確かな「できない現状」を把握できていれば、
人は自然と「できる」方向へ進み「たい」と思うと思います。
らくだメソッドではなぜできないことと向き合えるのか?
それはらくだメソッドの中での、
「めやす」から生まれる「できない」という体験は、
明確な「事実」を浮かび上がらせてくれます。
その事実というものが、より詳細で、明確なんだと思います。
だから、らくだの学習では「できないこと」と向き合えるのだと思います。
そして、「できないことと向き合う」という状態は、
できないことが悪いこと、できることがいいことという認識ではなく、
ただ、「自分の現状を把握している状態」
「今の自分をより掴んでいる状態」に過ぎないのだと思いました。
そんな状態だから、
できないことと向き合うことは辛く、苦しいわけでもなく、
何かを糧に頑張ろうと努力するわけでもなく、
ただ自然とできる方向へ向かっていけるのだと感じています。
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前回記事の“「明確なできない状況」と出会う”を
井上さんが補足コメントと、関連記事のご紹介とあわせてこちらにシェアしてくださいました。
その紹介記事にあったらくだメソッドでなぜ算数(数学)が重要なのか | 往来物手習い
から
から
「わかる→できる」
「できる→わかる」というアプローチの違いに関して、
とっても整理できたように思っています。
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