2017-02-11 技法以前 べてるの家 LIBRARY 私も、「何をしてはいけないか」を考えながら浦河で日々を重ねてきた。木村さんがリンゴのと土の力を信じるように、私も〈当事者〉と〈場〉のもつ可能性を信じているからである。あらゆる問題解決の糸口は、「問題自身」と、「問題が起きている場」のなかに備えられている。それを信じることができないままに、問題解決の糸口をほかに探そうとするところに行き詰まりが生じるのである。 (「技法以前」向谷地生良 著 はじめにより 引用)