経営ゲーム塾では、
トータルゲームというものを行います。
このゲームがとってもすごいのだ。
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僕は、お金に対する抵抗があると思っていた。
お金自体に。
お金が関わると僕はなんだかうまく人と関われないと思っていた。
お金は人の欲を掻き立てて、
みんなの執着心を大きくして、
人とのつながりや関わり合いの邪魔をするものだと思っていた。
だけど、少しそれは違うのかもしれないと思った。
お金はただの要素であって、
お金を通して、何かとつながっている。
きっと、その「つながり」の捉え方に課題があって、
そこの捉え方の転換が必要なんだ。
僕は、お金に対して抵抗感があるのではない。
お金が繋いでくれる人間関係。
その中で誰かのコントロールを恐れる自分、
誰かを傷つけることを恐れる自分。
誰かから嫌われることを恐れる自分。
人との関係をいろんな捉え違いをしている自分がいる。
お金のせいにするのはとても簡単で、
経営ゲームは、ただの経営を学ぶものではなくて、
自分の日々のあり方、
自分の課題、向き合うべきことを
映し出してくれるゲームです。
全部全部、今の自分が映し出していて、
結局自分が変化すれば、全部変わっていくんだ。
トータルゲーム(TG=total game)開発主旨
すべての人は問題を抱えている。そしてどのような問題であろうと、それはすべての人の問題に帰する。そして重要な問題ほど、カギになる人とは、自分自身である。
問題解決には二通りある。一つ目は、昨日が不足しているから問題が生じたのだと思い、昨日を更に強化しようという方向。二つ目は、捉え方が間違っていたから問題が生じたのであると思い、発想を変えてみるという方向、これがTGの目指す方向である。
我々人間は、上流と下流を同時に持つパイプだ、上流のみとか下流のみとかの偏った見方はしてはいけない。発想の転換とは、いままで一つの見方しかしていなかったのを、同時に二つ以上のものの見方をしていくということに他ならない。
要素法とは、要素と要素の「つながり」に重点を置く。「つながり」にさまざまな現象を生み出す「素」があるとする。だから要素自体の分析や強化は、あまり意味を持たない。
TGは、この要素法を基盤にして、舞台装置は会社経営とし、全体を見る見方と効率よく運営していくやり方を通して、頭だけでなく身体も使って、発想の転換を促すために開発したつもりだ。
要素あるいは手続きは用意したが、それの順番・組み合わせは、すべて使用者に委ねる。使用者は知恵と勇気を振り絞って、しかも素手でこのゲームに立ち向かわなければならない。手助けは一切ない。苛酷とも思える条件を乗り越えるには、発想の転換をするしか手はない。
その時その時の最善の手はあっても、絶対必勝の手というものはない。もしあれば、それは誰かが必勝の手を見つけた時点で、ゲームとしての存続が絶たれるだろう。いわば、答えがないが故に、ゲームの存続がゆるされるのである。
TGがきっかけになり、仕事や、家庭や、自分の人生さえもゲームだと感じることができたら、開発者としては望外の幸せである。
双申株式会社 代表取締役 嶋崎喜一
(total game テキストブック 2pより)
1994年から、“セルフデザインスクール”をコンセプトに、
らくだメソッドやトータルゲームなど対話型体験教材を用いた寺子屋塾を行っている、井上淳之助さんのブログです。
こちらに経営ゲームについての記事がありますので、ぜひチェックを〜♩