Sonomamma Taro no Blog

日々の中で感じたこと、気づいたこと、学んだこと

2024.09.16 シンプルさの魅力

音楽を制作する友人が、自身のアルバムづくりを進めている。彼の今日はとてもステキでアルバムの完成を数年前から待っているのだけれど、なかなか進まないという話をしていた。

彼の声はとてもステキなので、アコースティックバージョンで収録すればいいのでは。と思っていた。けれど彼の考えはすこし違うようだ。彼ももちろんアコースティックの良さを知っている。だけれど、バンド編成など、作りこまれた音楽をまずはつくりたいらしい。

それは、最初からアコースティックだけを聴くのと、バンド編成された作りこまれた曲があって、そこからだんだんと色々なものをそぎ落とした形としてのアコースティックを聴くのとは、また違った良さがあるとのことだった。

確かに、同じアコースティックの曲でも、そういった段階を踏むことで、また聴こえ方が変わってくるのだろう。段階を踏むことの楽しさがある。

歌だけではない、余計なものをを省いたシンプルなものの良さがある。だけれど、そのシンプルさというのは、余計なものを付け加えてしまったり、より装飾したい、あれもこれもやってみたい。そんな想いによって色付けされたものから、だんだんとそぎ落としていく過程が必要なのかもしれない。初めからシンプルに作ることは難しいのかもしれない。

シンプルさの魅力は、複雑で混沌とした中でより作られていくのかもしれない。