そのまんまたろうのブログ

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セルフラーニングとは何か?

☆ セルフラーニングとは何か? ☆
 
平井雷太(すくーるらくだ主宰・セルフラーニング研究所代表)
 
 セルフラーニングは自学自習ではありません。自学自習の場合、学ぶものが何であっても自学自習になるからです。学校で先生から、「これをやっていなさい」と全員に同じ課題を提供されても、自学自習。先生から、与えられるのではなく、自分で学びたいものを好きに選んでやっても自学自習。ですから、そんなやり方の自学自習は自分勝手学習であって、それが確実な学力を保障することにはならないのです。ちょっとでもわからないところがあるとそこで学習はストップしたりしますから、気分学習になる傾向が強いのです。ですから、セルフラーニングという学習システムが成立するためには、教材(らくだ教材、考現学、インタビューゲーム)が不可欠です。その教材で学ぶにあたって、どう学ぶかは自分で決めることができますが、自分だけで決めるわけではありません。自分だけで決めると、気分に左右されて、「できないこと」には挑戦せず、「できること」だけをやる傾向があるから、セルフラーニングには、常に見守ってくれる人の存在が不可欠となるのです。これが「セルフラーニングは一人ではできない」のゆえんです。そもそも、学びの本質はセルフラーニングなんだと思います。「できないこと」だと思い込んでいることであっても、たんたんとやっていくと、その人なりに、必ず「できる」方向に向かっていくのです。セルフラーニングは毎日学習が基本です。その上で、学ぶものを指導者と相談しながら、最終的には自分で決めていきますから、そのことで自分を律する力が育っていきます。つまり、セルフラーニングは、「自学自習プログラム」を自分で作っていく学習と言っていいでしょう。そして、その結果を常に記録表に記入していくことで公表していきます。つまり、セルフラーニングには自己情報を開示するシステムがあるのです。したがって当然、ここには評価は必要ないのです。起きている現実があるだけで、それに対してどう対策を立てていくのかを指導者と相談しながら、自分で考えていきますから、「セルフラフーニングには、自分に起きた問題を解決していくプログラム」があるのです。だからこそ、セルフラーニングの学習にかかわる指導者は、学習者の問題を指摘する人ではなく、学習者に問題の自覚を促す人でなくてはならないのです。
 
(自分流子育て読本 Vol.11より)