2020/6/1 DAY1
蒲原でバックパッカーズホステルをやっていて、たくさんお世話になっている、こうせいさん さん からバトンもらったので、本の紹介と、最近近況もアップできていなかったので、近況も合わせて7日間アップしたいと思います。
2020/6/2 DAY2
2冊目:よしもと ばなな 『海のふた』
ぼくが書いている「そのまんま太郎のブログ」は、最初はよしもとばななさんの本の感想限定でアップするというルールでスタートしました。そうすればいつか、ばななさんの目にとまるんじゃないか!?という企みからはじまりました。結局、そのルールは自然と崩れていき、今のブログの形になっていますが、それだけ大学時代から、ばななさんの作品が好きで読んできました。
初めてよんだ『キッチン』も、『TSUGUMI』も、『サーカスナイト』も、『体は全部知っている』・・・とか、好きな作品がたくさんあります。その中でも、この「海のふた」はものすごく心に残っています。今回、こういう機会をいただいて、あらためて手に取るとやっぱり自然と引き込まれて読んでしまいますね。
最近はあまりばななさんの作品読んでないけど、今日読み返してまた読みたくなってきました。
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それでももっと大きな何かの前では、はじめちゃんが言うとおり、私は流されていくだけだ。このひとときさえ、いつかまた泣かせる思い出になっていく。
だからこそ、大したことができるとは思ってはいけないのだ、と思えることこそ好きだった。私のできることは、私の小さな花壇をよく世話して花で満たしておくことができるという程度のことだ。私の思想で世界を変えることなんかじゃない。ただ生まれて死んでいくまでの間を気持ち良く、おてんとうさまに恥ずかしくなく、石の裏にも、木の陰にも宿っている精霊たちの言葉を聞くことができるような自分でいること。この世が作っている美しいものを、まっすぐな目でみつめたまま、目をそらすようなことに手を染めず、死ぬことができるように暮らすだけのこと。
それは不可能ではない。だって、人間はそういうふうに作られてこの世にやってきたのだから。
そして、そんな暗く真実に満ちた言葉を口にしながらも、はじめちゃんはいつも透明な目をして、見えるもの全部をすうっとみつめているようにも見えた。その姿勢は私の後ろ向きなぐずぐずした未練とは違って、今、まさに目の前にあることを見ようとしている強さを感じさせた。
・・・生きていることが本気で嬉しかったって本当の本気でいつも言ってくれた。だからわたしはゆがまなかった。私はどこに流れてもいいんだ。そこでいいふうにしていくから、そしてどんどん思い出を作り出す。 ・・・
2020/6/3 DAY3
3冊目:川口由一『妙なる畑に立ちて』
大学時代に辻信一さんの書かれた『スローイズビューティフル』で、川口さんの存在を知りました。
将来のこと、仕事のこと、暮らしのこと、お金のこと、そういったことを考えざるおえない時に、その前に「生きること」「自らの答」について深く問うことからはじめよう、はじめていいんだと思わせてもらえたように思っています。
自然農の実践は、「農」という領域におさまらず、
教育や医療、芸術、自然環境など、さまざまな領域と深く繋がっていくと感じています。
今年で6年目となります。自然農の田畑でも、豊かな学びを続けたらと思っています。
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この美しい地球で、この妙なる宇宙生命の中で、人はどのように生きていくのがいいだろうか・・・。日々の食べ物を得るには、どのようなものであるのが最もいいのだろうか・・・。このことは私たち人間が好むと好まざるとにかかわらず、必ず問わねばならず、そして誰しも多かれ少なかれ、深かれ浅かれ問うており、答を出しての生活であり人生であります。
そうしてよくみれば、一人一人が本当に正しい答えを得なければ、決して心安まらず魂救われず、心身健康にして一生を全う出来ないようになっております。
私たちがこうして人間として生命をいただいた時にこの問題を一人一人に手渡されており、一人一人が得る答に応じて幸福をいただけるようにもなっております。
・・・ 孤独の中で、混沌また混沌の青年期には必死で人としてのあり方、生き方を問い続け救われることを求め続けて、ようやく青年期後半に至って農の道、芸術の道、医療の道、そして人の道への答を、少しずつ少しずつ見出しながら生きていけるようになってまいりました。
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2020/6/4 DAY4
2020/6/5 DAY5
2020/6/6 DAY6
2020/6/7 DAY7
7冊目:古谷暢康 『最初に読む料理の本』