2020年6月28日に、「べてるの家」 ドキュメンタリー映画「ベリー・オーディナリー・ピープル予告編1」の上映会を、静岡で開催しました。
参加者6名+進行役で、映画の上映と振り返りのセッションを行いました。
◎予告編1の紹介
『ベリー オーディナリー ピープル』予告篇その1 (60分)
『ようこそ べてるの家!』
カメラが「べてるの家」を訪ねると、メンバーが一人ひとり、カメラに向かって自己紹介をしてくれた。精神障碍者であることを誇りに思っていると言う坂本さん。障碍者でも生活保護でも赤ちゃんは産めるんですと語る山崎さん。「希望者は申し出てください、みんなのパパになります」と下野くん。入院歴三十四回という記録を持つアル中の向井さん。一等航海士だった向井さんは、ずっと“後悔”ばかりしているそうだ。
◎参加者の感想
なんで精神障碍になるのだろう?自分の中で何が起きるのだろうか。
自分が起こしたことなのか。起きざるえないことなのか?
なる人とならない人の違いは何なのか?
印刷してもらった紙を見ようと思う。
すごく自分と向き合う機会にもなり、良かった。
でも何がどう良かったのかはよくわからなくなりました。
何かが変われた気がする。
数年ぶりにべてるDVDを見ました。以前見てから大分経っていて、内容をほとんど覚えていなかったけれど、なんとなく、おもしろかった記憶があってまた見たいと思っていたので、また見られて良かったです。べてるの家に流れる安心の空気が、やっぱり心地よく感じました。みなさんと話をする中でもたくさん出てきた“弱さ”というのはその心地よさにとってなくてはならないものだなあと思いました。弱さを出し合えるという人間関係は、今はあまり多くはないのが、世の中がなんとなく冷たくて、不安に感じる大きな要因なのかなと思いました。その人、1人ひとりの中にある弱いぶぶの中にこそ、その人のすばらしさがある、ということが、みんなの当たり前にあったらそんな場になるのかなぁと思いました。私は、そういう場にいたいなと思いました。
そのためにも、当事者研究をしたりして、自分のことを知ったり、弱さを出していける関係性を築いたりしていきたいなと思っています。
精神障がいであろうと、生活保護であろうと、依存症であろうと、医者であろうと、、、いろいろな人がごちゃまぜになって、そのままの自分で生活できている空間て理想だなと思います。
どこか遠い別の世界のことではなく、私の暮らす目の前の世界でも、べてるのほかほかが伝染して広がるといいのに~と思います。
そのためには、「ちゃんとしなきゃ病」をぼく滅させて、そのまんまで、でも自分の選択による結果は受け止めてを、日々繰り返していかねば。
最初の印象として、皆が生き生きしていると感じました。自分が持っていた持っていたイメージを大きく変えることができた。
話し合いの中で弱いところをなかなか人に話せることができないという話も出たけど、きっと映画を見るだけでもちがうなぁと思いました。
自分の生活のなかで、障がいにか変わらず、生きづらさは感じるけど、それは自分を良く見せたいとか、しっかりしていたいと思うからというのが大部分で、その自分の弱さ、人の弱さにこそ魅力があるのかも。
そういう部分もその人の一部って受け入れようと思ったし、自分自身もつねに誰にでも良い人でいようとは思わなくて良いと思った。
障がいが問題なのではなくて、それを受け入れる本人、周りの環境の力が、その人自身を生きる力になっていくんだなぁと思えた。見れてよかった!!◎
べてるの事を知ると同時に、自分の事を見つめなおしたり、社会のことを考えたりと幅広く考える時間となりました。みなさんの意見を聞けて感謝しています。ありがとうございました。