プリントが長らくできなかったのに、
徐々に、以前のようなペースで取り組めるようになってきている。
基本的には1日1枚のプリントだけれど、
10月に入ってからは、1日1/2枚と決めてやっていることもあり、
1日に解く問題数は、以前よりも少ないのだけれど、
1日の中でプリントに向き合う時間を作れていることがまず大きな変化のように思う。
生活のスタイルは特に目に見える変化はないのけれど、
すこし気持ち的にも落ち着いてきたように感じている。
その大きな要因は、何であるのかはわからないのだけれど、
以前プリントができなかった体験があることで、
プリントができるようになった時にも、
自分の変化に敏感になれていると改めて感じた。
できない→できる できる→できない の連続によって、
自分を捉えようとする意識が生まれるように思う。
その意識というのは、問いと言い換えることもできるのかもれない。
なぜ自分は今できないのか、また、なぜ今できるようになったのか?
そうやって、できない⇄できる の反復のなかで、
その変化を生み出している自分を観察しようと思えてくる。
その変化の要因は、基本的にはみえないし、これが要因だとは言い切れない。
でもそうやって、時間と空間をより広げていって今の自分の状況を捉えようとしていく。
これが「できる」だけであったら、きっとこの意識・問いは生まれない。
「できる」の連続だったら、時間はずっと流れていく。
でも「できない」という体験は、時間を止めてくれる気がする。
一度立ち止まることができる。
そして、振り返ることができる。
「できない」体験を大切にできると、
「できる」という体験もまた不思議な体験になってくる。