分かっているけどできない。
これはらくだの計算プリントでよく向き合うテーマである。
昨日、防災啓発の映画をみた。
その中で出てきた街頭インタビューで、
みんな、この分かっているけどできない。という状況の中に
いるんだということを感じた。
「地震ための準備をしなければと思っているけど、やってない」
「やらないとと思っているけど、何をしていいかわからない」
そういう声がほとんどだった。
そしてその気持ちも、ものすごく共感できた。
防災だけでなく、多くの問題がここにあって、
みんな本当はやらないといけないことは分かっている。
だけど、できない。
そういう人たちに、「大事だ」と教えることよりも、
そういう人たちが、「分かっているけどできない」という現実と、
一人ひとりが向き合えるような関わりや、機会をどうしたら作れるのか?
そういう視点で、何かの重要性を伝えたり、必要性をとければと思う。
なんで、できないのか、そのできないという部分に、
自分らしい課題や、自分の大切にしていることがあると思うから。
みんなそれぞれ違うのだから、
みんなが自分らしい防災の形を、対策を、生み出すことが、
本当の防災なのかもしれないと感じた。