そのまんまたろうのブログ

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Sonomamma Taro no Blog

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名古屋大会プレ企画 ちゃっかり!当事者研究 冒頭の向谷地さんのお話

ちょっとお互いが立ち位置を変えいくっていくのを
私たちの生きる知恵として生み出したものが
当事者研究だなと思っています。

 
当事者研究が大切にしているのは、
自分の正しさを相手にどう伝えるかとか、
自分の意見をいかに説得するかとか、
話し合いをしてどう決着をつけるか、
そういうこととは全く違う発想で、
お互いが情けない人間だとか、弱い存在であることを忘れてしまうと、
単なる議論とか、ぶつかり合いになってしまう。
 
忘れられないのは93年に、
浦河は人口1万人ちょっとの小さな町、
昔あった仕事も潰れていくような町、
そんな町で自分たちで、会社を立ち上げようとした時に、
みんなで話し合いをした時に、
みんなそんなことできるわけがないと言っていて、、、
 
みんなやる気が無くてですね、
無理だ無理だ無理だと。
いわゆる健常者たちでも、店やっている人たちが普通に潰れているのに、
私たちは朝起きてもですね、出勤できるかわからない私たちが
会社作ったら一体どうなるんだということで、
みんなやる気がない中で、一人の元気なメンバーさんのおばちゃんがですね
そうだよね、あんたたちみたいな頭おかしい人たちが会社をおこして
世の中うまくいったら、世の中こんなに苦労していないよねと言い放った瞬間に、
みんな心に火がつきまして会社立ち上げようということになったんですね。
 
場違いな発言とか、不規則発言がみんなの心に火をつけるとか、
何が幸いするかわからないということが起きるのが、
場の面白さでもあるんですよね。
 
その苦難を乗り越えるために、
どんなことがあっても一人一人がちゃんと自分に向かって
研究してみようとつぶやく文化を大事にしてきました。
 
 
—— —— ——
 
研究するという発想って、なんで人間って
話し合ったり、悩んだり、考えたり、いろいろするんじゃ無くて、
研究すると、なんで人間って整ってくるんだろう?ということが、
まさに今、私が研究中であります。
 
なんで人間って、対話をすると整うのか、
これは大きな一つ研究のテーマです。
 
研究の仕方をですね、研究ですからひとりひとり全部違ってていい
研究の仕方も、十人十色でそれぞれユニークな研究スタイルをみいだして、
そして発信していただければいいんじゃないかということで。
 
決して、形式化された研究スタイルをみなさんに覚えてくださいと言っているわけでは無くて、
ぜひみなさんに勝手にやって欲しいと思っています。
 
 

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