「待つ」ということは実は創造的なことなんだ。
「待つ」か「行くか」と迷ったときに、「待つ」はどちらかというと消極的で、「行く」方が積極的、かつ創造的だと思いがちだろう。
そうではなくて、待つということが何か新しいものを生み出す
どうしても欠くことのできない営みなんだ。
そのときに、自分は今何もしていないとか、
こんな自分だったら、こんな風に生きている意味がないとか、そういうことを思う必要は全くない。
「生きがい」は一見見えるようなものの後ろに隠れていることがある。
待つというのは思い通り生きることができないことであって、
思い通り生きることができないということと、
あなたの人生の創造性はあまり関係ないのだ。
(若松英輔さんの解説から)