組織の中で働いているときに、
自分が「しないこと」を自分で決めることができれば
人は安心できるような気がした。
「する」ことと、「しない」ことを僕たちは
なぜか比べてしまっているように思う。
そして、「しない」よりも「する」ことの方が
大切で、いいことのような錯覚がある。
でも、よく「する」ことと「しない」ことを見てみると、
「する」ことの方が簡単な気がする。
「する」ことは、ただやればいいのだ。
(どのようにやるか、その質や工夫を考えていけば簡単なことではないけれど)
でも、「しない」ということを決めることは、
自分や団体の現状を把握できていないと
なかなか自分で決めることが難しいのではないかと思う。
組織の中で安心して、個々が活動できたり、
団体の活動に参画するには、個人が「しないこと」を
自分で決めることができるようになることが重要なのかもしれない。
団体の中で、私が「しない」と決めることは、
仲間に「任せる」ということを決めることでもあるかもしれないし、
「しない」を決めることは、
「すること」よりもメッセージ性のある行動なのだと思った。