自分とは何か深く深く問い続けたときに、
「社会」に馴染めない自分がきっといる。
だから病気になったり、
精神的に崩れるのだろう。
べてるの人たちをみていると、
精神が病むということが、
かわいそうとか、
なんとかしてあげたいとか、
精神が病むということが、
そういう一般的な「悪いもの=病気」ではないのだということが分かる。
べてるの人たちは、自分の内を見つめ続けている人たちなのだと思う。
そして、そうやって自分を見つめていくと、
必ず「社会」とか「一般」というものに馴染めない自分と出会う。
でも、そんな自分をごまかさずにごまかさずに
生き続けてきている人たちだろう。
べてるのすごいところは、
そういう人たちが、今の社会に復帰するために、
頑張って努力するんではなくて、
そういう自分たちでも生きていけられる社会を
作ろうとしたことのように思う。
清水義晴さんの著書のタイトルである、
「変革は、弱いところ、小さいところ、遠いところから」という
本のタイトルふっと浮かんできた。