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「べてるの家」 ドキュメンタリー映画「ベリー・オーディナリー・ピープル予告編②」の上映会を行いました。

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今日は、中村教室にて北海道の浦河町にある「べてるの家
ドキュメンタリー映画「ベリー・オーディナリー・ピープル予告編②」の上映会を行いました。

 

昨年の8月30日に「ベリー・オーディナリー・ピープル予告編①」の上映会を行い、それ以来の開催となりました。

この映画は、「予告編」となっておりますが、今回の予告編②は90分もあるのです。そこにもまた、映画製作者、プロデューサーの想いがあります。

詳しくは、こちらをごらんください。 → 愚鉄ぱらだいす

 

今日の上映会の流れは、参加者自己紹介→90分の上映→1時間の振り返りセッション→懇親会という流れで、上映内容も、振り返りの時間も懇親会もとっても充実した時間になりました。今日の気づきや感想をまた、アップしようと思います。

 

まずは、映画に出てきた武田さんという女性のエピソードから感じたことを書いてみました〜♩

 

 

日赤病院に入院していた武田千代美さんという女性がでてきます。赤十字病院精神科の川村先生は、「彼女は退院できない」と思っていたのですが、べてるの人たちが「彼女は退院させたほうがいい」といったことで、病院を退院し、共同住居でべてるの人たちと一緒に生活を始めたというエピソードが、予告編1から、予告編2にかけて出てきます。

 

予告編1では、退院したばかりで元気のなく、なにも言葉を発しない武田千代美さんが、予告編2では、自分の言葉で語るシーンが数多く出てきます。そして、表情がとっても豊かになっています。

 

なぜ、日赤病院の川村先生が、退院できないと言っていたのに、

べてるの人たちは、「退院できる」と思ったのか。

 

そこには、べてるの人たちが「人との関わり合いの中で生きること」を知っているからだと思いました。

 

本当の自立というのは、自分ひとりで生きていくチカラをつけることではなくて、他者との関わり合いの中で生きていけるチカラなのだと思いました。

 

べてるの人は、「できない」ことだらけなのだけれど、

だからこそ人と関わり、助け合い、協力して「生きている」。

その実感がとてもとても強いのだと思います。

 

僕たちも、実際にはひとりでは生きていないし、

生きていけないのだけれど。

 

その、他者との関わりの中で「生きている」からこそ、

たとえ能力がなくても、武田千代美さんにある、

関わり合いの中で「生きていけるチカラ」を感じたのだと思います。

 

そのチカラは、何かができるとか、何かを持っているとか、

目には見えるものでは計れないのだけれど、

人との関わりの中で「生きている」べてるの人には、

その見えないチカラが感じられたのだと思います。

 

もちろん、目に見えることを伸ばしていくこと、

その強さを求めても生きていくことだっていい、

 

だけど、べてるの人のように、

できなくても、弱さを持っていても、

「生きていける」この考え方こそ、

みんなが豊かに生きていける、

どこまでもやさしいものだなと感じました。