ベリーオーディナリーピープルをみて。「本当の映画 本当の音楽 本当のあり方」
今までいろいろな映画や音楽に触れてきました。
でも、VOPは少し今までとはちょっと違った映画だなと感じました。
そんな映画のあり方から、コントロールのない、主張のないあり方について書いてみました♩
VOPをみて思ったこと。
それはこんな映画初めて見た!ということ。
ストーリー性もなければ、
特に何か主張しているというわけでもない。
ただ、べてるの人の生活が淡々と撮られている。
ただ淡々と、淡々と撮られている“だけ”なんです。
でもね、この映画の中には、
たっくさんの気づきがあって、学びがあるんです。
だから何回も何回もこの映画は見れるんです。
飽きないんです。
今まで、映画も、音楽も、ゲームもね、
大体は何回か経験したら飽きちゃったな。
それはね、僕が作ったものでなく、
誰かが作ったものを、
僕たちが経験しているからかな。
そして、誰かが作ったもののなかに、
僕にこうなってほしいとか、
僕をこうさせようっていう意図があるから、
その意図を理解してしまったら、
その経験はもう飽きてしまうんだよね。
音楽だってそうだと思う。
この技術を使って、こうしよう!としても、
それはいつか飽きてしまうな。
教えることだってそうだと思う。
これを教えよう!と思っても、
それがわかってしまったら、もう教えなくていい。
だから、「〜させよう」ってものが
その映画や、音楽をゆがめてしまうんだな。
VOPは、完全に“僕”が主体の映画でした。
その時の自分にしか気づけないことがある。
その時の自分にしか感じられないことがある。
そんな映画です。
だから、ずーーっと、一生楽しめる映画だと思います。
人との関わり合いも一緒で、
誰かとの関わりのなかで、
その人自身が気づけて、学べて、自分を知れる。
そんな自分でいたいなと思いました。
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ベリーオーディナリーピープルの内容がわかりやすく書かれている本がこちらです。
実際に映画を撮られた四宮監督が書かれていますので、よろしければチェックしてみてください♩
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